スタッフの「しごとの取り組み方ルールブック」

社会人としての基本

基本行動

  1. 【体調管理】
    睡眠、朝食、心のリフレッシュを十分に行なって、体調十分で毎日を過ごそう。風邪を引かないように細心の注意を払いましょう。 
  2. 【第一印象】
    第一印象は①笑顔、②身だしなみ、③態度、④挨拶、⑤言葉遣いで決まります。 
  3. 【素直】
    失敗したとき、まずかったと思ったとき、遅刻したとき、「すみません」「失敗しました」を自然と口にしよう。
  4. 【時間】
    分単位で守るもの。守らされるものではありません。 
  5. 【勉強と反省】
    年齢がいくつになっても、勉強と反省の連続であることを深く認識し、謙虚な姿勢を忘れないようにしよう。 

コミュニケーション

  1. 【挨拶】
    「おはようございます」「お先に失礼します」「お疲れ様でした」「ただいま帰りました」「お帰りなさい」と明るくあいさつをします。 コミュニケーションをよくするための、一番重要なこと。
  2. 【呼称】
    役職者に対しても、一般社員に対しても「くん」「さん」で呼びます。 

身だしなみ

  1. 【服装】
    清潔感のある服装と身だしなみに気を配ります。特に異性から見た清潔度を気にすること。営業はスーツあるいはジャケット着用。その他の人は、カジュアルであっても、オーバーサイズやヨレヨレの服装、ダメージ系、露出の多い服装はNGとします。 
  2.  【体臭】
    つねに体を清潔に維持し、不快感を与えないようにしましょう。たばこの臭いや口臭にも留意。 

対外行動

  1. 【電話】
    電話は、声で伝える会社の心。電話をかけてきた人にとっては、声のトーンや話し方で、仕事に対する姿勢が伝わります。 
  2. 【意識】
    会社の一員として、また社会人としてのよい意識を持つことで、家族や友人から信頼される人間になりましょう。 

仕事をしていく上での基本

行動

  1. 【指示命令】
    必ず復唱し、メモを取ります。期限を数字で定めます。 
  2. 【スピード】
    早く始めること。早く対応すること。どんなよいことも、時間がかかると効果が薄れます。 
  3. 【考える】
    過去の体験を思い出して整理すること。組み合わせを変えること。 
  4. 【質問】
    わからないことは自分から聞くこと。
  5. 【教える】
    他の人と自分の理解が違うと思ったら、気軽にあるいは勇気を持って言葉にしましょう。 
  6. 【段取り】
    仕事は段取りで8割決まります。5 分間進めていく手順を考え、資料を用意するだけで、数倍の効果が生まれます。 
  7. 【言い訳】
    適当にごまかすこと。できない理由を述べること。自己防衛のこと。進歩の敵になります。 

収益

  1. 【粗利益】
    売上高から、外注費や仕入れ代金などを差し引いたものをいいます。売上よりも重視されるべきもの。売上 1 億円で粗利益 1000 万円よりも、売上 5000 万円で粗利益2000 万円の方が優秀な会社です。 
  2.  【人件費】
    会社で働く人にかかる費用すべての合計を指します。給料、福利厚生費、募集費、教育費、事務所スペースなどを含めると、給与明細に書かれている総支給額の数倍はかかります。だから、働く時間の効率化がとても重要です。 
  3. 【回収】
    契約したものは、現金を回収できて仕事が終了。どんなに売れていても、現金がないと会社は倒産します。 
  4. 【倒産】
    新しくできた会社は、1 年以内に 50%、5 年以内に 80%、10 年以内に 95%が倒産する。すなわち、倒産するのが普通であって、倒産しないためには、「社内外の環境に応じて試行錯誤し、変化し続ける」ことが求められます。

システム化

  1. 【標準化】
    作業は、いつだれが行なっても同じ結果が出せるシステムを目指します。 
  2. 【簡素化】
    仕事を標準化し、例外事項を減らしていくこと。楽にこだわる。シンプルに考える。型に自分を当てはめてみる。後の人のために記録する。 
  3. 【確認】
    チェックシートを使って行うこと。見落としがなくなります。  

環境整備に関する方針

基本

  1. 形から入って本質に至る。無意識の「見て見ぬふり」をしない感性を養いましょう。 
  2. 他人から見たら異常と思うほど行うことです。 

整理

  1. 物とデータといるいらないを判断し、捨てることです。判断ができないときは相談しましょう。 

整頓

  1.  必要な物とデータを、必要なときにすぐ使える状態に保つこと。 
  2. そのために置き場所を決め、名前を表示し、数量を明示し、管理責任者を決めること。 
  3. 使った後は必ず元に戻すこと。 

データ整理

  1. だれでも必要なデータにアクセスしやすいよう「整理」と「整頓」。

時間管理に関する方針

スケジュール

  1. 【重要な仕事】
    期限がなくともスケジュールに入れて、実行します。そうしないといつまでも後回し状態になります。
  2. 【カレンダー】
    面談や会議以外に、自分で行うべきことはすべてスケジュールに入れ、カレンダーに記入する。これによって、締切が明確でないけれども「重要な仕事」を早期に遂行することができます。 

時間

  1. 1時間当たりの人件費は 3,000 円。1 分当たりの人件費は 50 円。10 分あたりの人件費は 500 円。時間にいちばんお金がかかることを十分認識しましょう。 
  2. 仕事中に他人の時間を奪ってはいけません。特に遅刻は、10 人の会議で 5 分遅刻しただけで他人の 50 分の時間を奪っていることになる。他人に時間をプレゼントするくらいに、時間の使い方を上手にしたい。 

会議

  1. 定められた時刻にスタート。時間は最短で。終了予定の少し前に終わらせるのが一番ストレスが少ない。

クラウドとIT

  1. クラウドとITを徹底活用して、作業の節約、時間の節約を図ります。 

教育に関する方針

教育

  1.  教わる人の目線にたって、理解しやすいように教えること。知識をひけらかすことが教えることではありません。お客様に対しても同様です。教える人が一番勉強になります。 

独学

  1. 独力でがんばって成果を出せずにいるより、他人に学び、真似をして成果を上げるほうが正しい。 
  2.  技術力向上には、一番うまい人の真似をすること。よいと思うことはやってみる。

失敗

  1. 失敗は誰にでもある。「人」でなく、起きた「事」を注意したり反省したりする。「人」がわるいのではない、失敗を起こさない「しくみ」を作っていくこと。 
  2. 経験とは、実務の幅が広がること。初めてのことは、最初は失敗するのが当然。小さな失敗をしながら未経験の分野を体験していきます。 

クリエイティブ

  1. 生産であれ営業であれ事務であれ、クリエイティブを重視します。 
  2. ギミックとは、仕掛け、特殊効果。新しい仕事でいつも何かひと工夫を加える。これが長い間に大きな差を生みます。 
  3. 楽しい「遊び心」が新しい発想を生みだします。 
  4.  言葉だけで理解しようとしてもダメ。やってみないとわからない。

上司

いい上司とは、①情熱にあふれている。②業務に関する知識・能力に優れている。③業務以外の知識がある。④健康である。⑤人間性を管理するのではなく、仕事を管理する。 


※上記は2020年11月末現在のものです。